幸せなキスをして終了 Ver.2

ダイアリーからブログに引っ越したつもり アニゲと音楽のこととか

Vtuber「皇牙サキ」さんのポテンシャルがやべーって話

2018/05/09、平日の夜中に突然それは現れた。

♯1『薩摩義士伝』 - YouTube

3:15くらいから音声が入り始めます

 

アバターはいわゆるLive2D系な(にじさんじのアレみたいな指人形タイプ)やつで

まぁ二番煎じというかローコストで流行りに乗ってきてるやつ。

見た目は…まぁいかにもな黒ギャルボインなやつ。

 

中身が尋常じゃない。

 

初回の配信から「平田弘史」について語ります、ですよ。

平田弘史 - Wikipedia

不勉強でちゃんと知りませんでしたが、

貸本時代からの大ベテラン、劇画・時代劇漫画界では

レジェンド中のレジェンドですよ。

 

トークの感じも見た目に併せたギャル風の喋りなんですが、

紹介している作品「薩摩義士伝」のエピソードのインパクトも手伝って、

これでもかとパワーワードを連発してくる。

 

「2018年のインターネットだとドリフターズとかエフの七人とかで薩摩はヤバいって知ってる人も多いと思うんだけど、アレは希釈されてるのね。ハイボールなの。薩摩義士伝はさ、ロック呑みなのね」(意訳まとめ)

江戸幕府が命じてきた宝暦治水事件っていうのはさ、江戸幕府薩摩藩の経済的戦争なの」(意訳まとめ)

「生きるか死ぬかになった時に自分を犠牲にできる人はそうそういないよねって穏やかな口調で言うんだけど、命かける覚悟を見せろと言われてそのテンションのままスッと腹切るの。コンビニ行ってくるって感じのままで」(意訳まとめ)

 

といった具合に薩摩藩武士のヤバさをヤバみのある口調でヤバさ満載で伝えて下さる。

話している内容の理路整然さと、ギャル口調による程よい誇張によって、スルスルと観ている側に「薩摩藩の異常性」と「薩摩義士伝」の凄さを理解させてしまう。

 

その上で、日本教育における日本史学習がマクロ視点に限定されていること、そしてそれと歴史モノ劇画との差異を指摘してくる。

僕の低い知能でトーク解釈をすると、皇牙さん曰く「学校の勉強だけで言うとハイこれが起きました、次にこれが起こりましたー、というマクロな視点で勉強しているけれど、歴史とは本来マクロ視点とミクロな視点の両方で楽しむことができる。歴史マンガって群像劇的な描き方をするとミクロとマクロの両視点に相互に移行しなければ描くことができない。歴史モノ劇画が70年代に隆盛して、どれも異常なまでの長編化が起こってしまっているのはソレが原因のひとつ」だということである。

超長編化する歴史マンガの例としてサラリと「風雲児たち」(みなもと太郎著)を挙げてくるオタク基礎教養の高さ。本人としてはもっとミクロ視点に寄った歴史マンガが読みたいとのこと。

 

内側に言及するのは野暮な意見にはなるが、これは魂の人、間違いなく歴史か文学専攻で何かやってましたね…(確信)

 

ちなみに後半は次回紹介したいコンテンツを検討していたのですが、白石晃士監督の映画作品について語りたいとのこと。

コワすぎ!とかカルトとかオカルトとか貞子vs伽倻子で有名な方ですね。

「コワすぎ観てんのにオカルト見てない奴、人生の9割損してるからね」

うはぁこれはフルタップ投了ですわ…アバターとは言え、黒ギャルが白石晃士作品について語るっていうシチュエーションがつよい。つよすぎる。

 

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なんか文字化してもこの配信のパワーがあんまり伝わらないと思うので、取り敢えず観てください。1時間あるけど、中々に知見を得られる1時間になると思いますよ。

 

そんなわけで皇牙サキさんは注目ですね。アバターのアニメーションがばるんばるんし過ぎててちょっと刺激が強すぎる感はありますが。

 

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「薩摩義士伝」、配信中に一気にTwitterトレンドに入り出しまして、webコミックで公開中のリイド社アカウントも驚いて反応していました。

なんとこの配信での影響を受けて1週間の無料公開とのこと。あんたらフットワーク軽いな!!

薩摩義士伝 – LEED Cafe

僕も読んだんですが、凄まじい画面構成力と緻密な描写、そしてじっくりと沁み渡るストーリーテリングに震えました。

確かにこれは名作…!

こんな名作に触れるチャンスをくれた皇牙さんとリイド社には心からありがとうと言いたいですね。

【ネタバレ有】リズと青い鳥 感想その2(清書)

ネタバレ有なので、

劇場に観に行ってから読んでくださいね。

 

リズと青い鳥】を観る上でのオススメ関連作品ガイドも書いてます。

良かったらこちらもどうぞ。

osyamannbe.hateblo.jp

 

 

 

 

 

 

liz-bluebird.com

 

感想のまとめにトライします。

あらすじとかは特に書かないんで公式サイト読んでください。

 

■「学校」という閉じた世界からの「脱却」の物語。

主人公のふたり、鎧塚みぞれと傘木希美は高校生・吹奏楽部という現在に

とらわれた日々を過ごしています。

将来について漠然とした考えのまま

進路問題や友人関係に悩む(もしくは考えていない)普通の高校生です。

 

物語はみぞれ一人が希美を待ち続けてから二人で登校するシーンで始まり、

 二人が下校するシーンで終わります。

劇中では、アバンとラスト以外に

学校の外に二人が出ていることはありません。*1

 

パンフレットでも触れられていましたが、

映画での「学校」は劇中劇【リズ】における「鳥籠」の

比喩として【執拗に】校舎内のみの情景が映し出されます。

頭と終わりを除けば、渡り廊下をみぞれが歩くところと

とあるモブ部員二人が校舎外(敷地内ですが)

で演奏しているカットが挿入されるのみの筈です。

(このモブ部員の演奏がとんでもない爆弾という話なんですが)

 

お祭り、プールといった夏の定番イベントを行うという

発言はありますが、それらは予想外にブツ切りになって

一切語られなかったり、結果が写真で伝えられるのみです。

映像技術には詳しくないですが、

おそらくはかなりイレギュラーな手順をとってまで

とことん二人は「鳥籠」の中の存在として描写されます。

 

監督の山田尚子は過去作品においても

学校および、それにまつわる固定された人間関係

との脱却について描いてきました。

「映画・けいおん!」「たまこラブストーリー」などで顕著だと思います。

 

老害オタクな人によっては、おそらくは

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

少女革命ウテナ

といった「閉鎖モラトリアム世界」からの脱却を描いた作品に

近いところがあるな、と感じられることでしょう。

僕はすごくうる星BDを思い出しました。

 

徹底した屋内の閉塞した情景だけを描き続けることで、*2

ラストの互いの立ち位置と将来を見据えた上での下校シーンでの解放感が

感慨深いものになる面白い表現だと思いました。

特別どこか別世界に連れていかれていたわけではないのに、

やっと元の世界に戻ってこれたような…そんな気分でした。

 

■ふたりの立ち位置の変化

冒頭からタイトルが出るまでのシークエンスは

恐らくハイライトの演奏シーン、理科室でのハグと並んで

鑑賞者の記憶に強く残るシーンとなるでしょう。

 

親友(ほんとぉ?)の登校を待ち続けるみぞれ。

通称「山田足」と呼ばれる「足の動き」を執拗に捉える

レイアウトが狂気じみています。

希美がやってくると、二人は部活の朝練に向かうべく

校内に入っていきます。

 

ここからの描写が非常に素晴らしいと思っていまして、

「ふたりの違うところ」

「ふたりの一緒なところ」

を執拗に交互に描いていきます。

 

ロッカーの開け方、上靴の下ろし方。

一人は朗らかに、堂々と。

一人は静かに、しずしずと。

 

曲がり角を越える際に一人がふいに触った角を、

もう一人は「ねっとり」「じっくり」触りながらゆっくり追いかける。

 

一人がさっと水タンクから水を飲むと、

さりげなく同じように水を飲んでいく。

 

歩き方も一人は快活に、

もう一人は内気に。

 

校舎に入ってからは本当に全くセリフがありませんが、

二人がどんな人間か、そして二人がどういう関係かがヒシヒシと伝わってきます。

 

先に進んでいく希美を、みぞれはずっと見上げながら階段を上ります。

希美は先行し、上からみぞれを見おろす。

みぞれは後ろから追い、下から希美を見上げる。

それがお互いに当然であるかのように。

 

しかし、物語の佳境を越え、

互いの感情を不器用に伝え合った後には、

二人は逆の立場で学校外の階段を下っていきます。

 

希美は歩みを止めて、みぞれを見上げます。

みぞれは階段の上からまっすぐに希美を見つめます。

それぞれが視点と高さを逆にして。

冒頭や、劇中にあった無垢さと曇りは二人から消えています。

真摯に、お互いの心を見つめるように、少ない言葉を交わして、

二人はそれぞれの未来に向かって下校していきます。

「ハッピー・アイスクリーム!」のあとの

みぞれの笑顔、あそこで何人が救われたでしょう。

 

■感情移入の絶妙なスライド

冒頭から最後まで、鎧塚みぞれの描写は、とにかく儚く、可憐です。

個人的な感想としては、おそらくキャラデザ担当の

西屋太志による美少女キャラクターとして最高峰ではないでしょうか。

 

前述のように、前半ではみぞれの儚さがこれでもかと

庇護欲をそそるようにスクリーン全体に突き付けられます。

「みぞれってば本当にかわいいなぁ」と思っていると、

中盤、進路関係で希美との関係に変化が訪れるようになってからは、

急に「傘木希美という人間のナマの感情」が

透明感のある絵柄で覆い隠せないほどに生々しく飛び出してきます。

 

恐らく、誰もがある程度の年齢になったときに必ず通る

「きっと何にもなれない自分」*3という瞬間が、

あの手この手で、何度も何度も、目の前に繰り広げられてきます。

 

友人だけが受け取った大学のパンフレットを。

廊下で講師に声を掛けた時の気のない返事を。

類まれな才能への嫉妬から友人を遠ざけてしまうことを。

鳥籠の外から聴こえる通じ合っている者同士の本気の演奏を。

気が付いたら違う人間関係で新しい世界に溶け込んでいる友人を。

回りが見えなくなっていることに慰めの言葉をかけられることを。

遥かな高みに飛び立とうとする青い鳥の奏でる音を。

オーボエ以外の音が聴こえなくなり視界が歪む瞬間を。

「圧倒されて集中できなくなっちゃいました~」

とか云う血も涙もない追い打ちを。*4

見せつけられます。

突き付けられます。

もういい。

やめてくれ。

勘弁してくれ。

 

スクリーンに向かって儚げな美少女たちの応援をしていたら、

「凡人である自分に気づく瞬間」の追体験をさせられていた…

気が付いたら傘木希美とか云う「よくできた凡人」に感情移入している。

そこにこの作品の一番の「毒」「呪い」が込められていると思いました。

 

終盤には、長廻しのカットで空を自由に舞う二羽の鳥を映しています。

どっちが「鳥」で、どっちが「リズ」だったんでしょうか。

そんなことは、もしかしたらどうでもいいことなのかもしれません。

あの「二羽の鳥」のように、二人は自らの道を選ぶことができたんですから。

 

 

■音響と環境音の妙手

こちらのインタビュー記事を見ましたが、

驚くことに、本作は「モノローグ」が無い作品なんですね。

むしろ「ユーフォ」はモノローグの多い作品の印象があったので、

これはかなり意外でした。

二人だけを主題にしたお話にした分、尺にも余裕があったんで

「絵で見せる芝居」にこだわれたんですかね。

 

映画イントロから、靴音に合わせてアナログだけれど

巧妙にエレクトロニクスされた背景音が流れてきて、

一気に最初からスクリーンに引き込まれます。

モデルになった高校に実際に環境音サンプリングをしに行って

音楽制作をしたそうですが、

劇中の透明感のある雰囲気に良く合っていると思いました。

 

オーボエパートの後輩、剣崎梨々花が出てくるところだけ、

環境音のような劇判から「ほっこり系」のアニメ感あるBGMが

流れてくれるのが安心感を際立ててくれます。

他のシーンでは常に緊張感が溢れているので、安心と共に

剣崎梨々花という人物(&ファゴットパート)の印象付けに一役買っています。

 

劇中通して、梨々花ちゃん達は本当に救いでした。*5

ダブルリードパート、ほんとにかわいい…かわいくない?

ファゴット二人がのぞみにフラれて「あちゃー」ってなってるところ…

 

オーボエ二重奏の練習曲のところも本当に良かったですね。

その後のイマイチ合わない窮屈な合奏シーンとの対比がきつくてきつくて…

 

■ここすきポイント羅列

西屋デザインで優子パイセンの美少女度がマジで大幅アップしてた。

やっぱリボンもうすこし小さいほうがいいよね・・・

髪も短めに切ってて超カワイイ!

 

久石奏は1カットだけ映ってた。

向こう向いてて顔や表情は判らず。ざんねん。

あの感じだとガヤでもたぶん喋ってないので、

CVは続編までお預けかな~ 悠木さんだと面白そうだと思っているのだけど。

 

優子はみぞれに甘く、夏紀は希美に甘い。

「希美が、受けるから」のあとのシャーペン「コツン」だけで

みぞれの依存心への心配と希美の無神経さにマジギレしているのが伝わってくる。

あのピアノを弾いてるシークエンスの緊張感のヤバさといったら…!

あのシーンだけでも鑑賞代モト取れたわ!ってなりましたね。

 

夏紀が自分に甘いのをわかっていて夏紀にだけみぞれとのことを相談する希美。

傘木、お前ホントそういうとこやぞ。

夏紀は昔から希美に憧れてたんで、キツく言ったりできないんだよなぁ。

 

塚本、瀧川、滝野…お前ら絶対みんなに

三馬鹿トリオとかボンクラーズとか言われてるぞ。

 

井上順奈ちゃん映ってるか捜せなかったわ…ショック。

最新短編集でけっこう出番あったから、またたくさん出てきてほしい…

大野さんは今年はハープなんやね。ホント便利キャラやな~

 

ハープ、コントラファゴット、ウインドマシーンと

ずいぶん贅沢な特殊楽器が沢山出てきている。

滝&橋本センセあたりのコネでレンタルしたのかなぁ。

 

あの音楽準備室?みたいなスペース、

毎年部内の上役の悪だくみスポットみたいになってんな

 

例のモブ二人(悪意ある表現)が外で演奏するシーン、

あれ絶対「やってみよう」って言ったの高坂麗奈だよな…

あの戦闘民族め…!

 

覚醒シーンの演奏のところで、

トランペットの渾身のファンファーレが最高って話はもっとやれ

みぞれの本気を信じてffでの音作りを練習し続け、

不意に訪れた覚醒で憶することなくドンピシャで入って来るだと…!

吉川&高坂(&一年小日向)のキズナちからを感じる…!

 

鑑賞者が「理科室のビーカーかシャーレか壁になりたい」と

狂ったことをのたまう終盤の理科室のシーン。

「聞いて」の一言でピントが二人にバシッと戻って来るのに感動。

みぞれの数々の「愛の告白」*6に対して、

「みぞれのオーボエが好き」としか言わない希美

傘木ィ"!!!

まぁ冷静になって考える&インタビュとかを拾ってみて

「嘘でもいいから"希美のフルートが好き"と言ってよ」

「あなたのオーボエが好き。だからもっと羽ばたいて」

という意味でのひとことなのかな、って思うと

凡人代表の希美としては精一杯のはなむけの言葉なのかなって、

そう考えて少しでもみぞれが報われてると信じたくなりました。

 

きっと二人は、進む道は違ってしまうけど本当の意味で

初めて「親友」になれたんだと思います。

OPの登校ではほぼ無言、ED前の下校では会話がたくさん。

二人の空への旅立ちに祝福あれ、ですね。

 

■評価まとめ

osyamannbe.hateblo.jp

こちらのエントリで僕は一度色々と死んでいるので

いまさら言うまでもないですが、

僕自身は本当に心から好きな作品で、

心の中に大切にしたい作品だな、と改めて思いました。

原作を読んでいた身としても、

「ここまで原作の生々しい感情を映像化できるのか…」

と感動することしきりです。

素晴らしい作品を、本当にありがとうございました。

 

「実写を超えた!」「アニメとか実写とかじゃない! これは"映画"だ!」

とか言ってる人もいるみたいですが、アニメですし、絵ですよ。

まぁそういうのは純粋ビョーキまっすぐ君だけでやってください。

 

 

ただ…まぁ売れる作品ではないんだろうなぁ。

はてな村でも評価散々っぽいし。

あっさりランク外までいっちゃったし…駄目みたいですね(諦観)

キンプリ公開時のプリズムヤクザの気持ちが痛いほど判りました。

 

「俺はユーフォヤクザでいく」

レディ, プレイヤー1も観ました。良かったです。 

 

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サントラをiTunesで買ったので、

吹奏楽曲「リズと青い鳥」の構造からくる

物語のとあるシーン(&とある戦闘民族女)の考察を思いつきました。

気が向いたらまた書きます。

*1:希美がベンチから街並みを見つめるカットがありますが、ここは北宇治高校(=モデルになった高校)の敷地内にあるベンチからの風景だと推測されています

*2:劇中、多分ですがすべての時計の針やカレンダーは詳細を出していません。日時も取っ払って現実感を喪失させています

*3:輪るピングドラムで何度憑き物落としをしても逃れられない呪いの感情

*4:黄前久美子はやっぱり黄前久美子だった。たった二つのセリフしかないのに失言する女。

*5:「鎧…じゃなくて剣崎です」は本人の持ちネタにして度々使っているんじゃないか説を提唱したい

*6:ユーフォ一期8話的な意味で

リズと青い鳥・鑑賞ガイド

4/22より全国で封切となったアニメーション映画【リズと青い鳥】。

liz-bluebird.com

 

僕も運よく公開日に観ることが出来たのですが、

余りの破壊力により深刻な語彙力の減退が引き起こされて

下記のようなエントリを投稿するに至ったわけであります。

osyamannbe.hateblo.jp

感想というよりはただの感情殴り書きメモなんですがそれは

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さて、22日夜からブログとTwitter

リズと青い鳥はヤバい、お前らも観ろ。観て。観てください。」

という話ばかり書いていたところ、

「ならいっそ【リズ観るならこれ観とけ・読んどけ】なガイドを書いてみては?」

というアドバイスをいただきましたので、

思いつくままに書いてみようと思います。

(A2さんありがとうございます)

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本作「リズと青い鳥」(以下【リズ】と表記)の表面的な宣伝としては

「ユーフォシリーズを原作としてはいるけれど、スピンオフの一つですよ~」

という感じでしょうか。少なくとも

「ユーフォシリーズの続編」というよりは

聲の形スタッフの最新作」としてアピールしているのだろうな、と思われます。

(実際Twitterなんかでは「えっリズって映画、ユーフォの続編なん!?」

 みたいなインターネットキッズの反応がちらほらあった)

 

鑑賞した僕の感覚としては、

「一応独立した作品として成立してはいる。

 しかしファンムービーとしての側面もあるので、

 関連作品を拾っておくとなお良い」

という感じでした。

主役ふたりのドラマは劇中の描写で充分に堪能できますが、

彼女たちをとりまく他の人間との絡みについて知っておくと、

より深く感じ入るものが増える(要はエモい)のは事実です。

 

■コンセプト

二つの案を考えました。

  1. サクッと【リズ】本編に関わる重要な部分だけ知っておきたい
  2. 【リズ】本編に登場する各人物の伏線を詳しく把握し、より濃厚に楽しみたい

という観点で関連作品ガイドをまとめてみます。

 

◼️関連作品まとめ

【リズ】は原作:武田綾乃による小説シリーズ

「響け!」シリーズのアニメ化作品であり、

原作小説をアニメ化したTVアニメーションのスピンオフ作品でもあります。

 

原作シリーズは現在までに

長篇が4作 (1,2,3,第二楽章 上下巻)

別の高校を描いた外伝が1作 (立華高校編 上下巻)

番外編となる短篇集が3作 (ヒミツの話,吹奏楽日誌,ホントの話)

と多数が出版されています。

 

アニメ作品としては、TVアニメーションとして放映された

「響け! ユーフォニアム」(全13話)

「響け! ユーフォニアム2」(全13話)

が存在し、

編集・再構成された劇場版として

「劇場版 響け! ユーフォニアム 〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜」

「劇場版 響け! ユーフォニアム2 〜届けたいメロディ〜」

が既に制作されています。

改めて見ると【リズ】はユーフォシリーズでは

【初の完全新作劇場アニメーション】なわけですな。

 

ちなみに、原作書籍の挿絵をなさっているアサダニッキさんが、

ご自身のTwitterにてわかりやすく

「どの原作小説がどのアニメとリンクしているか」

をまとめてくださっています。

そちらをご覧いただくのも良いと思います。

 

 

【リズ】本編の原作となっているのはシリーズの中の長篇では最新作となります。

 

過去に出版された原作にも【リズ】の主役ふたりを

取り上げたエピソードはいくつかあり、

原作小説二巻においてはふたりの動向が物語の重要なファクターとして

描かれています。

 

ややこしいのは原作・TVアニメ・劇場アニメそれぞれで

主題として打ち出されている部分に差異が激しいところでしょうか。

 

◼️やめておいた方が良いルート

「劇場版の新作なんやし、

 古い劇場版2つとも観とけばまぁええやろ〜」

というのはやめておきましょう。

理由は、劇場版1,2には【リズ】主役のふたりが

絡んでくるシーンが非常に少ないためです。

特に劇場版2に関しては、元々のシリーズ主役である黄前久美子と、

その先輩・田中あすかのストーリーを中心に取り上げているため、

本来TVアニメ二期で映像化されていた

【リズ】関連キャラのエピソードはほぼ全てがオミットされています。

しかし、劇場版1に関しては【リズ】物語の舞台となる

「北宇治高校吹奏楽部」に関して

ある程度バランス良く編集されている作品といえるため、

世界観や背景ストーリーを掴むのに観るのには向いていると思います。

 

では、実際に二つの案を紹介していきましょう。

 

◼️1.「サクッと」作品背景を確認したい場合

 

  • 「劇場版1」を観る
  • TVアニメ「ユーフォ2」第1話〜第5話までを観る
  • 【リズ】本編の上映を観に行く

 

【リズ】は原作で言うとパート4にあたる部分の映画になりますが、

主役ふたりの物語は原作パート2から取りあげられることになります。

原作パート2はTVアニメ二期「ユーフォ2」

で映像化されており、話数でいうと

ユーフォ2・第1話〜第5話までが【リズ】のメインキャラ

鎧塚みぞれと傘木希美(&吉川優子と中川夏紀)が

関わるエピソードとなっています。

ユーフォ2・第6話以降は【リズ】に関わるキャラクターが

大きく取り上げられることは減ってしまうため、

【リズ】についてだけ言えば

観ておくべき部分はとても少ない、とも言えるでしょう。

 

また、劇場版1に関しては前述の通り

世界観や周りのキャラクター像をざっくり掴むのには

向いていると思いますので、鑑賞しておくのはオススメです。

特に【リズ】でも重要な役割を果たす吉川優子と中川夏紀が

どういうキャラクターなのかを知っておくことは、

【リズ】の物語を読みとる際の味わいを間違いなく深めてくれると思います。

 

劇場版1の本編が103分。

TVアニメ二期の1〜5話で約150分。*1

事前準備として長いと思うか短いと思うかは、皆さんのご判断にお任せします。

ただ、なるべく短く【リズ】に至るまでの雰囲気を掴んでおくのなら、

できれば観てもらいたい部分でもあります。

 

◼️2.「がっつり」伏線まで読み込みたい場合

 

  • TVアニメ一期を通して観る
  • TVアニメ二期を1話〜5話まで観る
  • 原作「響け! ユーフォニアム2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん暑い夏」を読む
  • 「劇場版 響け! ユーフォニアム2 〜届けたいメロディ」を観る
  • 原作「響け! ユーフォニアム 波乱の第二楽章」上・下巻を読む
  • 【リズ】本編の上映を観に行く

 

こちらのパターンは

「ユーフォシリーズ初見の方を全力でユーフォ沼に引き込む用」

の手順となっています。

つまり、ネットの闇にはびこるユーフォヤクザの武器とも言えるリストです。

(僕が勝手にリストアップしただけですが)

 

ひとつ目のパターンで色々書いといて難なんですが、

本腰入れてユーフォシリーズを楽しんでいくのであれば

劇場版ユーフォ1は観ておく必要はあまりありません。

というのも、アニメ一期13話分をかなり端折って

103分にまとめているため、展開がかなり駆け足になってしまい、

【リズ】にも多く登場する中川夏紀のエピソードが

かなり削られているということや、

元々の主人公・黄前久美子に関わる物語としても

色々と観るべきところが減ってしまっていること、

台詞の再録などがあり、TVアニメ放映時に評価の高かった部分でいくつか

純粋に作品としての価値を落としてしまっているのでは?と

感じる部分がいくつかあるためです。

 

【リズ】の主役である鎧塚みぞれのTVアニメで始めての台詞は

劇場版1での追加シーンで観ることができるので、

本来であれば観ておくべきところになる筈だったのですが、

ユーフォシリーズの魅力を知る上で余りにも

カットされている部分が多過ぎるため、

個人的考えとしては

「劇場版1観るくらいなら一期を通しで観ろ!」

と全人類に言いたいという心境です。

(あくまで個人の考えです。劇場版1がお好きな方がいたら申し訳ありません)

 

次の二期1〜5話に関しては1つめのリストと同じ流れですね。

何しろ二期の後半はみぞれ&希美は殆ど出てきませんので、

ふたりの物語をアニメで知るにはここを観るしかないわけです。

 

続いては原作のパート2を読むのが良いでしょう。

「えー! いま二期5話まで観たところの原作なんでしょ?

 なんでまたそこのお話なの!!」

とお考えだと思いますが、

TVアニメ二期は原作パート2,パート3を

13話ぶんに圧縮して構成されていますので、

オミットされている部分も残念ながら多く存在します。

また、【リズ】を観た際の個人的感覚として、

「これはかなり原作の雰囲気に寄せた映像化なのでは?」

という感想を抱きました。

原作ではシリーズを通して(特に希美&みぞれに関しては)、

思春期の女性同士が抱く(らしい)依存的友人関係・依存的友情を

これでもか、これでもかと描写しています。

判り合いたい、本音を言いたいけど怖い。

伝えた言葉が上手に伝わらない、

平行線のまま外見だけは上手く修復している。

といった感覚が著者・武田綾乃さんの文章からヒシヒシと伝わってきます。

学生同士の憧憬と断絶を絶望的なまでに克明に描きだす描写は、

【リズ】の主役ふたりの物語の根底にある重要な部分だと思います。 

 

原作2巻を読み終わったら、劇場版2を観ましょう。

TVアニメ二期6話〜13話、および二期全体を再構成し、

元々の主役・黄前久美子と久美子の姉、

そして久美子の先輩・田中あすかにまつわるお話として編集されています。

【リズ】開始時には物語中の季節が一巡し、新年度・新学年を迎えています。

三年生の部員が引退・卒業し、

【リズ】メインキャラ達が新三年生として部活の中心になっています。

その新体制に至るまでのハイライトを観ておくのも

【リズ】を掴む上で重要なポイントが沢山あるはずです。

【リズ】の主役は殆ど出ませんが。

 

あと、単純に出来がいいんだ劇場版2。

観てくれ。単品として十二分に楽しめるはずなんだ。

うるせえ。観ろ。

 

次は原作ですね。

第二楽章編はまさしく【リズ】の原作と言える部分になります。

前述の通り【リズ】はかなり原作の雰囲気に近い映像化を実現している(と思う)ので、

読んでおくと良いと思います。

ただ、原作はあくまでも黄前久美子の物語として進行して行きますので、

久美子の周りのキャラクターやエピソードも多く登場してきます。

それらを「ノイズ」と感じる方も多いと思いますし、

何より「ネタバレ」を知った上で【リズ】鑑賞に臨むことになりますので、

それを嫌うのであればスルーしてしまっても全然OKだと思います。

上下巻で少し長いですし(今更)。*2

 

さて、お待たせしました。

ここまで付き合って頂いた方はもうユーフォ沼に

とっぷり浸かっていることでしょう。

満を持して【リズと青い鳥】の上映をご鑑賞下さい。

そして震えて下さい。

感じて下さい。

ふたりの物語を。

 

◼️まとめ

長いガイドにお付き合い頂きありがとうございました。

重要なポイントとしては

  • 一期を観るなら劇場版より一期通しで観よう
  • 二期は5話までが重要
  • (できれば劇場版2も観て)
  • 原作「第二楽章」はネタバレ回避でスルーOK

というところでしょうか。

 

ちゃぶ台を返すようですが、そのまま【リズ】に突撃するのも全然アリです。

それくらいのオーラ力がある作品です。

リズと青い鳥】を観てください。

観てください。

 

あなたにとっても【リズと青い鳥】が大切な作品になることを願っています。

 

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あっそうだ(唐突)

ユーフォに運良くハマってくれた人は、

「立華高校マーチングバンド部へようこそ」も読んでくれよな〜

頼むよ〜

作品世界内で最強最悪のサイコパスなやべーやつ(CV:田所あずさ)が主役だからよ〜

 

*1:二期の第1話は50分スペシャルとして放映されたので、実質6話分の長さがあります

*2:【リズ】の背景で中川夏紀がどんなドラマを体験していたかを知っておいてほしい、というのはなまら強く思っていますが

【ネタバレ有】 #リズと青い鳥 感想

京都アニメーション新作劇場アニメーション
リズと青い鳥」を観てきました。

つい先程観終わった所なので、一度の鑑賞では感情の整理が追いつきません。
ちょっと色々と箇条書きで書いておきます。

原作シリーズ既読の上での感想です。

感想っていうかただの感情の殴り書きですね…まあ熱いうちに打てと言いますし。

以下ネタバレ
劇場で観てから読んでくださいね。

 

 

 

 

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dis - joint.
「ばらばらに別れる」

 

新山聡美とか云う畜生

(ひとりへのほんの小さな声掛けだけで2人の人生を大きく揺さぶった女)

おう魔性の女キャラでアテレコに臨むのやめろや

 

パンフレットのシーンの希美の表情がカメラから見えなくなるところ
は?(マジギレ) 天才か?
むり。しんどい。

 

ピアノ弾くところの一触即発オーラ!
歩く良心の塊:吉川優子
調停者の鑑:中川夏紀

 

戦闘民族:高坂麗奈
あそこの横顔! 喧嘩売ってる!!
なまら煽ってる!!
闘争だけを望む女!!!

 

リリカちゃんの純粋な尊敬と愛情に感謝を…感謝…
リリカに後押しの言葉をかけてあげた希美の無邪気な善意がつらい

 

オーボエ二人の伸びやかな優しい二重奏がしゅばらしい、すき。すき。

 

そのすぐ後の合奏シーンの重々しさとぎこちなさ。
悪魔か、山田尚子
悪魔だ。吉田玲子。

 

「のぞみ、私になんかよそよそしくない?」
お前!!!
お前!!!!!
お前がやったんだろ!!!
お前じゃい!!!
全部お前のせいだろうがーーーッ!!!

 

露骨に目をそらす希美。
ハグを拒否する希美。
器の小さいふつうのひと。みんなそうだ。
でもな、お前のせいなんやぞ。
全部、お前のせいなんやぞ。

 

みぞれの気持ちは変わらない。最初から最後まで。

 

影の影のMVP:全てを見通して(ほんとぉ?)中川夏紀を副部長に推した田中あすかとか云うヴォルデモート

 

校舎の片隅で演奏しただけで傘木希美の心を折る女、黄前久美子(と高坂麗奈)

 

突如訪れた覚醒シーンで臆すことなく

渾身のファンファーレをぶち込んできたトランペットパート!!!!
吉川ーーーーッ!!!
高坂ーーーーーーッ!!!!!
小日向ーーー!!!
あそこ吹いた後の高坂ぜったい超絶ドヤ顔!!!!! 

 

「みぞれのオーボエ、好きだよ」
は? 殺すぞテメー
あの心からの「愛の告白」に返す言葉がそれ?
ホント最低。
そこがこの物語の良い所なんだけど。

 

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ふたりは歩きだす。
図書室へ。
音楽室へ。

2人の道は別れていく。

けれど、気持ちは「初めて」繋がった。

 

dis - joint.
「つながる」

 

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素晴らしい作品を作り出してくださった、
京都アニメーションの皆さん
監督、山田尚子さん
脚本の吉田玲子さん
キャラクターデザイン、西屋太志さん
音楽、牛尾憲輔さん
素晴らしき演技を出してくださった出演者の皆さん


作品に関わった総てのスタッフの皆さま。

本当にありがとうございました。

 

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次はいつ行こう。

「銀河ナベ伝説おでん」

https://anond.hatelabo.jp/20170903063624
「おでん」って落ち物PCゲーム誰か知らない?

 

 

ブクマコメントもしたけどついでに色々ググった

bilibili動画でソレっぽいタイトルが引っかかったので貼っておきますね

http://m.bilibili.com/video/av4969163.html

 

正直つまらなさそうだと思った(KONAMI

けものフレンズOPコーダ部分が泣けるよねって話

 

いや実際ムズいんですよ意外とコレが。

Signalize!には負けるけど。

 

んで思い付いたのが以下の内容。

 

 

おわり。

今夜もうすぐ11話なんで楽しみです〜

 

アニメ「けものフレンズ」に対する反応の差を考える

昨今の話題をすっかり独占しているアニメ、けものフレンズ

私も遅ればせながら録画分を観て追いつく事ができました。

 

結論から言うと「非常に面白い」!

OP曲のキャッチーさと

アイキャッチの動物園の飼育員さんのコメント

そして脚本の丁寧さが非常に良いと思います。

 

フレンズ達の動きが元になった動物たちの特徴を確実に捉えており、

かつそれがストーリーに上手に織り込まれているのが秀逸です。

 

一話冒頭の「かりごっこ」のシーンで、サーバルが「まさにネコ科」という

曲線を描く追いかけ方をしているのが上手いと思ったり

木陰で休むところで「かばんちゃんは元気になるの早いね!」といったセリフがあったり

そういう所が好きだし、観てると本当に動物園に行ってみたくなります。

 

商売としてはもちろん大人のオタク向けの作品なんでしょうが、

子どもさんが観た時にどういう反応をするんだろうか〜、っていうのは凄く気になりますね。*1

 

ちなみに、作品の細かい描写の素晴らしさや丁寧さに関しては、

こちらのブログ様のエントリで5000000倍くらい素晴らしく説明してくれているので

ぜひ皆さんも読んでみましょう。読み物としても凄く面白いよ!!

 

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さて、本題。

一応(めんどくさい)オタク相手への評論をして稼いでいる人、として有名な人達が

ぽこぽこ「けものフレンズつまらん、切った」という反応をしていて

Twitterやらではちょっとばかし話題になりました。

 

もちろん「一話はそこまで劇的に面白いわけでは無い」というのは僕もそう思うので、

そこに関しては別に個人の感想次第だとは思います。

 

しかしこの2名の反応を見ていると、

「ゆるい展開に耐えられない」

「声が棒読み過ぎる」

「CGキャラの動きがつまらなさすぎる」

みたいな反応が主になっているんですよね。

 

でもそれって、昨今の深夜アニメだと結構もう、ごく当たり前の展開や演出だと思うんです。

ゆゆ式 然り、

キルミーベイベー 然り、

gdgd妖精や、それこそ たつき監督の前作「てさぐれ!部活もの」なんかでも

とにかくルーズというかフラットな演出や物語の展開は当たり前になってきてると思っていました。

 

でも実際ゆゆ式が緩いだけのアニメかと言うとそうではなくて、

三人のメインキャラが実は1vs1だと上手く会話できてないとか、そういう人間関係の妙を上手く描いていたりするわけです。

 

けものフレンズにおいても同様で、

冒頭のかりごっこでは前述のようにサーバルはネコ科そのものな走り方の軌跡を辿っていますし、

崖から飛び降りる時の距離の測り方や

サーバルとかばんちゃんの疲労回復の仕方の違い、

プラケースの蓋を開けられないサーバル、

といった具合の動物描写が細かく演出されています。

描写がいちいちホンモノっぽいので観ていて「あー、ネコ科だ、っぽいぽい!」とうなずいてしまうし、

「あー確かにヒトはあんまりハァハァし続けて休まないなぁ」とか思ったりするわけです。

 

この人達はそういうのを観て特に何も思わなかったのかなーって。思うんですよね。

そりゃあ流行り出す前の前情報無しで観たら切りたくなる作品だとは思います。

でもアンタら(俺と同じように)流行りに後追いして観始めたわけでしょう?

その上(仮にも)評論家的な仕事もしているわけでしょう?

それで「あーつまらんかった観るのやめるわ」だけで終わらすって相当に終わってない?

好き嫌いは別として、人気作品としての出来を観察したりとか、

細かい演出を拾って解説してみたりとか、

そういうの…なさらないんですか?

 

天の声(えっそんなん関係ないでしょ)

 

ソッカー。

 

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俺が思うに、これは所謂「日常系アニメ」を本当に日常的に摂取しているか、そうでないかの違いなのではないだろうか…

と何となく考えていたりします。

彼らは80〜90年代を生きてきた旧世代オタクの感覚そのままで

(恐らく俺も全く着いて行けていない)現代の10年代深夜アニメの文化に対応できていない、

ということではないかなと思うんです。

彼らは確かにいち評論家や実業家としてそれなりの成果を残してきたのかもしれませんが、

少なくとも現在の最新のアニメシーンには着いてこれていない*2んではないでしょうか。

 

Twitterハッシュタグでよくある「細かすぎて伝わらないアニメ○○の良いシーン」とかで

地味だけど良い演出、とか細かい伏線とかを

話題にしたらバズったりしているのをTLで結構見かけるので、

「放映後に後からでも良いシーンや良い作品が話題に復活しやすい」

「上手くバズれば埋もれかけた名作が再注目されやすい」

みたいなことはあるのかなーって気はします。

(実際俺も「Twitterでこのアニメ話題になってたし少し真面目に観てみようかな」ってなることは多いです)

(「えっあんまり面白くないけど…イヤイヤあんだけ話題になってたしそれなりに観るべき所はあるはず…」も結構ある)

(「やっぱりつまらんかったわ」もある)

(「やっぱりアイカツ一期って神だわ」)

 

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ネット上の反応も見た上で、みんなで人気作品を共通に楽しんで、

「わーい! たのしー!」と喜びを共有するのが、

イマドキのアニメやゲーム、漫画の楽しみ方なのかもしれませんね(劇寒てきとうまとめ)。*3

 

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おまけ

けものフレンズ第1話のクソだるな緩さは某監督降板前の「らき☆すた」初期エピソードに近いものがあると思っているので、

山本某さんのけものフレンズに対する反応はどうなんだろう…というのは少々気になっています。

(昨今の、何も起こらない系日常アニメの源流はらき☆すた初期だと思っているマン)

*1:なんでも円盤はガイドブックに引っ付けて書籍流通になるそうなので、どこかの本屋さんでママと子どもがフツーに児童書コーナーから選んでいく光景が出ないかな、と ごくほのかに期待している

*2:もしくは「敢えて」着いてきていない

*3:これで昨年大躍進したのが「君の名は。」「この世界の片隅に」だというのはご存知の通りである。