幸せなキスをして終了 Ver.2

ダイアリーからブログに引っ越したつもり アニゲと音楽のこととか

アニメ映画 KING OF PRISM by PrettyRhythm を観に行った話 #kinpri

最近妙に盛り上がっていたので「KING OF PRISM」通称キンプリとやらを

観に行ってみることにしました。

 

ネタバレ込みなので観ようと思ってる人は気を付けてね。

でもお話し知ってても楽しいし、多分前知識の意味ないと思うよ。

 

 

 

 

徳島県では当初上映はありませんでしたが、何でも

全国的に異常なリピート率と上映数に対して異常な興行らしく、

ufotable cinemaでの追加上映が決まりました。

ホントに徳島のオタクは近藤光*1に足向けて寝られませんね。

 

さて、キンプリというのは2014年までやっていた子供向けアニメ*2

プリティーリズムシリーズ三作目

プリティーリズム・レインボーライブ」のスピンオフ作品です。

 

女児向けのアニメだったのですが、この続編?は

その中の男性キャラ三人の物語を展開させ、

さらにそのまま次世代用の新キャラ(♂)を追加した、

いわゆる「イケメンアニメ」です。

メイン層としては無論二次元イケメン好きの

オトナの女性を狙っているのでしょうが、

私のTwitterTLで盛り上がっていたのは7割が野郎でした。

 

この劇場アニメ、どうやら視聴後に

「視聴者の知能を大きく減退させる効能」があるらしく、

TLで作品に触れた連中が揃いも揃って

 

「キンプリ観た。やばい」

「なにあれ。すごい。すごい」

「あれは電子ドラッグ」

「精神の平静を保つため毎日観に行きます」

「もっと布教しなきゃ…(使命感)」

 

といった妄言を書き連ねているので、アリャ一体なんだと

僕も少々気になっていたのです。

そんな訳で先日の22日(月)に観に行って参りました。

 

ちなみに僕はプリティーリズム・レインボーライブはおろか

プリティーリズムシリーズ本編は全く観たことがありません。

前知識として持っているのは

「スケートっぽいのでジャンプする」

「楽器演奏ライブもする」

「けっこうキチってるアニメらしい」

くらいのものでした。

 

まあ取り敢えず、 

以下が観た後の印象をなんとなく書き上げたものです。

めんどいのでクロッキーに書きました。

f:id:osyamannbe:20160224013024j:plain

汚いのは許して下さい! 何でもはしませんから!

 

意味が判らない…

なんだったんだアレは…

 

TVシリーズ未見でも大丈夫、というのは本当でした。

というか新キャラばっかだったくさいし、

本編観てた人も意味わかんないんじゃないかアレ…?

 

ライブ演出は完全にキチってて意味不明だけど、

取り敢えず笑っちゃっていいらしい。

 

物語自体はすごく王道に作られている。

何も知らない新主人公がフト見たスタァのステージで輝きに心を奪われ、

気が付くとスタァの道を歩むため門を叩き始める…

(某ア!アニメとほとんど一緒じゃねーか)

それとともに、新主人公を導く存在となった前作の主要キャラ3人も、

未来へ向けてそれぞれが独自の道を選択しようとする…

しかし、彼らを取り巻く「ライバル」達は少しずつ忍び寄り、

新たなる闘いが幕を開けようとしていた…!

 

という感じで進み、物語は主人公がスタァとしてデビューする

記念すべきステージを終えた後「唐突に」ぶった切られます。

 

前後編を予定して制作が開始されたそうですが、諸般の事情で

続く、とした後半は制作できるかどうかビジネス的に目処はついていないとか。

(そのくせ予告編は最後にまぁまぁ尺取って入ってるという)

そのため、SNSでは熱心なファン達が

「キンプリを見て下さい」とのたまい続けている、という訳ですね。

 

----------

アニメ作品としては、65分程度の尺で

 

新主人公で物語の導入をさせ、既存キャラの過去を回想シーンで

さくっと(キチガイMADムービー的な感じで)解説し、

新しい敵キャラと敵陣営の描写をしっかり入れて、

OPの後しばらくしてダレて来ないようにバトルシーンを入れ

(こんなキチ演出でダレる訳がないんだが?)

きちっとドラマパートも入れて小休止をして

最後にライブシーンてんこ盛りでガッチリ盛り上げて終わる。

スタッフロールの余韻も冷めやらぬままに予告編を入れて

ボルテージは最高潮に達する…!

 

と無駄のない構成になっていたと思います。

この短時間でここまで詰め込めるモノなのか…!と

正直本当に驚きました。

 

終盤、主人公がステージから観客(とスクリーンの前の私たち)に

心からの叫びを語り掛けるシーン、あそこは本当にグッと来た。

台詞と共に挿入される過去のTV作品のカット達…。

「観客に喋り掛ける」的なメタ演出は苦手な筈なのですが、

本編を知らない僕ですらこみ上げてくるものがあったので、

シリーズファンには本当に良いシーンだったのではないでしょうか。

 

物語は完結していないのでそこの評価はしにくいですが、

アニメーションとしての水準はすごく高くて

たっぷり楽しめる作品になっていると思います。

 

後編がしっかり制作されて

最後まで見届けられることを願っています。

 

----------

あとは適当に印象に残ったところとか

・回想シーンが一番キチってて意味判らなかった。

・武内くん*3めっちゃ歌うまい。

EZ DO DANCEはやっぱり名曲。流石エイベックス。

 打ち込みシンセを今風にして完璧なEDMになっていた。

・香賀美タイガくんがいいと思いました(こなみ)

・電車に乗ってお別れして、しんみり泣いたのに、

 そのあと三人で星座になるのは反則だと思う。

・んで本当にステージから一人いなくなってるのずるい。

・カヅキの涙でホロリとして、ヒロの滝涙で草が生えた。

・おい歌は移動するリムジンから中継するのかよ

グロリアスシュバルツ

 

エヴァとは違う意味で

「この体験をアウトプットしなきゃ…」

と思わせる作品ですね。


あれだ。この作品なら、応援上映で観たいな!!


 

感想ブログ記事で面白かったのはここかな。

privatter.net

*1:アニメーション会社ufotable代表。徳島県出身。

*2:業界的には女玩モノというらしい。オタクは女児アニメと呼ぶことが多い。

*3:武内駿輔。声優。現役高校生。346プロでアイドルプロデューサも務める声優界のシンデレラボーイ。